<目次>
タイで就職・転職されているKさんにお話を伺ってきました。
【Kさんの経歴】
30代前半の男性/Kさん/ タイ在住/ 独身
現職:日系大手商社
ポジション:Sales Assistant Manager
日本での経験:8年
タイでの経験:3年
その他海外での経験:0年
1.タイでの仕事について
ー現職はどのような仕事を行っておりますか?
日系大手商社の営業担当としてフォークリフトの販売活動に従事しています。
タイではバンコク郊外に沢山の工業団地がありますが、その中でもバンコクから南東の方角にあるアマタナコン工業団地やチョンブリ近郊の地域を中心にフォークリフトの販促活動をしていますね。
また、既存顧客のフォローアップや定期訪問も行っていますが、基本的には新規開拓を中心に営業です。
ークライアントへ訪問する際はどのように?
社用車貸与ではなく、自家用車で自分で運転して訪問しています。工業地帯で働く日本人の方は、社用車貸与(ドライバー付き)が会社の福利厚生でありますが、私の場合は、新規開拓営業がメイン。
方法としてはテレアポやダイレクトメールではなく、飛び込みで回ることが多いです。ですので、自分で運転して自由に回れる方が効率がいい。なので、自分で運転してます。
クライアント訪問の様子。
ータイの交通ルールが日本ほど良くないと思いますが、運転は怖くないのですか?
確かに、日本と比べるとバイクも多いし、信号無視も多い(笑)
バンコク市内、特にアソークやプロンポンなどそういった街中はあまり運転したくありませんが、工業地帯の方は道も広いですし運転がしやすい。なので、あまり怖いと思った事もないですね。
ー飛び込み営業は、日本でも経験があったのですか?
もちろん日本でも経験がありましたよ。私は東京でも働いていましたが、東京で飛び込み営業を行っているときは非常に冷たい対応をされていました。もう絶対にやりたくないと思っていましたね。(笑)
ただ、海外に来て飛び込み営業を行っていると、日本人が来たということで、会ってくれることが多い。海外だと日本人同士のつながりも大切ですから。
また、日本と違ってとても良いところは、営業先で各企業の取締役クラスの人と会える。
しかも飛び込み営業で訪問した先で対応してくれる方が取締役クラスの方ですよ!日本だったらありえないですよね…受付とかで門前払いされることもあるのに。。
そういった方と仕事の話以外に沢山話を出来ることが、とても楽しい。
経営者や役員の方って、当たり前なんですけど、会社の経営に関わっているだけあって、話の視点が僕ら営業マンと違うんです。
そういった方達と話をするなかで、自分自身の成長を感じながら働いています。
ークライアント日系企業様ですので、日本語で商談等を行う事が多いと思いますが、社内のタイ人とのやり取りはどのように行っていますか?
確かに、クライアントは日系企業ですので、日本人のお客様と話をする事が多いです。
会社によっては、購買担当や窓口業務はタイ人が行っている事があるので、メール等のやり取りは基本的に英語になります。社内のスタッフとのコミュニケーションは、基本的にタイ語です。
私は専門学校時代にイギリスに留学していた事もあったので、英語での会話は出来るのですが、タイ語は殆ど出来なかった(笑)。
社内に通訳の方がいるので、分からない事や重要な事は通訳を通してのコミュニケーションになりますが、それ以外はタイ語を勉強しながら日々コミュニケーションを取っています。
ランチはローカルのお店で食べることが多い。日本円で約150円。
2.タイで働きながら、オンライン大学を卒業
ーざっくりとで構いませんが、日本でのキャリアを教えて下さい。
私は色々な仕事を経験しました。日本で専門学校を卒業して、小売業界での購買業務、IT機器の新規営業、営業代行、マーケティング会社の立上げ業務など。
大学卒で大手企業に入って、、という人達と比べると、学歴や経歴がネックになって、やってみたい仕事が出来なかったこともあります。
ータイに来るきっかけは?
もともとイギリスに留学していた事もあって、海外で働く事に興味があったんです。
海外で働きたいなぁと考えていた際に、タイでのマーケティングの仕事を日本で見つけまして。もともと、マーケティング会社の立上げ業務の経験でマーケティングの知識がありましたし、イギリスへの留学から英語も話せる。
今までのキャリアを活かして働く事が出来る仕事を見つけることができ、海外の仕事を出来るご縁があってタイに来ることが出来ました。
ータイで働き始めた、1番の印象は?
社内の雰囲気が圧倒的に違うことです。お菓子を食べながら仕事を行っているという事でしょうか。
あとは、仕事が終わっていなくても定時に来て、定時に帰る。そういった事に驚きました。(笑)
ー仕事後や休日はどのように過ごした?
タイ人やその他スタッフが定時に来て、定時に帰る。これが徹底されていたため、私も日本で働いていた時と比べてプライベートの時間を確保しやすかった。
日本で働いている際に学歴で苦労したこともあるので、日本のオンライン大学に入学し、仕事終わりや休日はオンラインで講義を受けていました。
ー両立は大変ではなかった?
確かに仕事終わりに講義を受けていましたし、課題もあったので、結構大変でした。
私が思った事は、日本だったらもっと大変だっただろうと。定時に来て定時に帰る。そういったタイ人の働き方があったからこそ
プライベートの時間を確保できた。そして卒業し大卒も取得出来た。学歴で苦労した分、大卒の資格を取得出来たことは非常に嬉しかったですね。
ーなぜ、前職を辞めて現在の企業へ?
もともと契約社員だった背景があり、そして任期満了に伴い退職しました。
このまま日本へ戻る事も考えたのですが、タイでもう少し働きたいと思っていましたし、大卒を活かしてネームバリューのある会社に入って仕事をして経験を積みたい。
そう思った時に、日本で就職活動を行うより、タイで行った方が大手企業に入社出来る可能性がある。そう考えて、タイで転職活動を行い、現職へ入社しました。
ー今後のキャリアプランは?
現職でタイ語を学びながら働いているので、「営業」 x 「タイ語」x 「外国人マネジメント」というスキルを身につけて現職でキャリアアップしていきたいと考えています。
3.タイで転職を目指す方へ一言
タイもそうですが、海外に出ると日本では全く予想もつかなかった仕事が出来ると思います。
私も日本で就職活動をしていたら、絶対に現職の日本法人には入社出来ていなかったと思います。そしていい意味でタイに来てからプライベートの時間が増えた。その時間を有効活用して大学も卒業出来た。
海外に、タイに出てきて本当に良かったと思います。タイ就職・転職を考えている人は是非挑戦して欲しいです!
日本の専門学校を卒業後、複数の企業で複数の業務を経験し来タイ。タイではスタッフのマネジメント業務を
行いながら、大学の資格を取得。取得後、日系大手商社の営業担当として働く。
タイに来ることを選択したからこそ、大学を卒業して日本で悩まされた学歴を克服。そしてタイで日系大手商社に商社へ入るという海外に出たからこそ、築けたキャリアのお話を伺う事が出来ました!
ALCではタイでの転職・就職のサポートを行っておりますので、タイで働きたい方、転職したい方は気軽にご連絡下さい!
担当:菊地
Email : yosuke@al-career.com
ALC Line : @748reneo